1.今なぜFXが人気なのか(1)

 

以前の外為市場は、金融機関や一部ヘッジファンドといったプロの投資家がメインプレーヤーとなる、個人投資家にとっては閉鎖的なマーケットでした。

個人投資家がFXトレードを出来るようになったのは比較的最近のことです。

わが国においては、19984月に外国為替法(いわゆる外為法)が改正され、はじめて外貨取引が個人投資家向けに開放されました。

 

それまでは、日本の企業や個人が、海外との取引や他の日本の企業・個人と外貨取引を行おうとする時は、多くの場合、許可や事前の届出が必要でした。

以来、多くのFX会社が営業を開始し、個人投資家も徐々に外為市場に参加するようになりましたが、悪徳業者によるトラブルが多発して問題となりました。

実際に、言葉巧みに入金させた上で会社を解散してしまったり、入金した証拠金がまだ残っているのに“証拠金が足りないから”とウソを言って追加入金を迫るような事例が多発しました。

 

そうした状況をうけて、20057月に金融先物取引法が改正され、FX会社に対する規制が強化されました。

また、株式取引やFX取引において、インターネット取引が普及したことにより、業者間の競争が激化した結果、FXの取引コストは格段に安くなりました。

その結果、FX取引は安全で低コストな資産運用方法として、個人投資家に大きな人気を博すことになりました。

 

外貨取引のもう1つの手法として、銀行等で従来から扱われてきた外貨預金がありますが、これをFXと比べてみるとどう違うのでしょうか。

以下の表で、1万米ドル分の外貨預金した場合と、同額でFX取引をした場合の取引コストの比較をしてみました。

 

 

手数料(往復)

スプレッド

スワップ

ポイント

必要金額

取引方法

外貨預金

2万円程度

20銭程度

(2,000)

銀行により

バラつき有

満期時に

一括入金

110万円程

(086)

ドル買い

のみ

FX

手数料無料

の業者多数

手数料を取

る業者でも

1,000円程

0.01

(100)

0.05

(500)

毎日入金

5,000

レバ200

110万円

レバ1

ドル買い

ドル売り

両方可能

 

ご覧いただければ一目瞭然で、はじめてご覧になった方は余りのコストの違いに驚かれたのではないでしょうか。

筆者は、いずれ外貨預金という金融商品は姿を消すことになると思っています。

 

 

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