14.デイトレードで取引すべき通貨ペア

 

以前の記事でご紹介したとおり、中長期投資の場合、FXで最も効率的に利益を出せる取引は高金利で強い国の通貨を買い、低金利で弱い国の通貨を売って、値動きに加えてスワップ金利を得ることです。

しかし、デイトレードやハイレバレッジの投資を行う場合には、通貨の強弱以上に、取引コストの観点で通貨ペアを選ぶことが大切になります。

 

現在、日本の大半のFX会社では、ドル円の取引コストが最安となっています。

スプレッド1や2を謳っている会社もドル円以外のスプレッドはかなり割高になっているケースがほとんどです。

特にデイトレードやハイレバレッジ投資をする場合、皆さんが想像する以上にドル円とその他通貨ペアとのコスト差ははっきりしてきます。

私自身、短期取引をする際には、ほとんどの場合、ドル円の通過ペアで取引しています。

(その他では豪ドル・米ドルの取引も行っています。これについては後述します。)

 

以下、私の使っている株式会社MJFXで具体的に他通貨取引とのコスト差をご紹介したいと思います。

 

【最低スプレッド】

ドル円・・・・スプレッド1

ユーロ円・・・スプレッド2

ポンド円・・・スプレッド5

 

最低スプレッドというのは大きなイベントがない通常の時間帯でのスプレッドです。

ところがこの最低スプレッドというのが曲者で、実際に最低スプレッドで取引できる時間帯はかなり少ないのが実情です。

ドル円以外の通貨同士では、最低スプレッドで取引できる時間帯の方が少ないため、自分が手仕舞いしたいときにスプレッドが広がっていると、『もう少しスプレッドが小さくなるまで待ってから手仕舞いしよう』などと躊躇しているうちに、利益が目減りしてしまうことがあります。

 

しかし、ドル円に関しては、これまでの経験上、1日の大半の時間帯でスプレッドは1で、朝方の東京市場がオープンする前や重要イベント時以外はほぼ固定されている印象です。

一方、ユーロ円やポンド円の場合には、確かにスプレッドが最低スプレッドのユーロ円2やポンド円5の時間帯もあるのですが、突然スプレッドが10程度まで拡大することが割りと頻繁にあります。

また通常時でも、最低スプレッドで取引できる時間帯は少なく、大半の時間帯で最低スプレッドから1~2以上は割高のレートで取引をせざるを得ません。

これは他の会社でも似たり寄ったりで、ドル円以外の通貨のスプレッドはかなり割高の印象を受けます。

私の印象では、通常のスプレッドは、以下のようになります。

【通常のスプレッド】

ドル円・・・・スプレッド1

ユーロ円・・・スプレッド3

ポンド円・・・スプレッド6

 

極端な例ですが、レバレッジ100倍で取引をした場合、ドル円では一回の取引で投資額の約1%のスプレッド手数料を支払うことになりますが、これがユーロ円やポンド円の場合はこれが数倍に跳ね上がります。

 

極端な例かもしれませんが、各通貨ペアでレバレッジを100倍にして、同じ10万通貨を購入した場合で比較してみましょう。

【最低スプレッド】 【通常スプレッド】【最低保証金】【手数料】

ドル円・・・1,000円   1,000円    10万円   1.0

ユーロ円・・2,000円   3,000円    15万円   2.0

ポンド円・・5,000円   6,000円    20万円   3.0

※手数料は通常スプレッドの場合の投資額に対する比率

 

この通常スプレッドでも、MJFXは他のFX会社に比べてかなり割安なことは確かなのですが、ドル円と他の通貨ぺアを比べてしまうと、圧倒的にドル円が有利なことがご理解いただけると思います。

一回の取引でこれだけの違いが出る訳ですから、デイトレードのように取引回数が多い取引においては、雪達磨式に手数料の違いが顕在化してきます。

しかも、同じ10万ドルの通貨を取引するのに必要な最低保証金が異なるので、ドル円とポンド円では資金効率に2倍の差があることも見逃せません。

 

中長期トレードの場合、その日の最低スプレッドのときに仕掛け・手仕舞いをすればよいですが、デイトレードの場合にはそんな余裕はありません。

短期トレードやハイレバレッジでトレードされる方は、ぜひドル円に絞って取引をしていただきたいと思います。

 

ちなみに、MJFXの場合、豪ドル・米ドルの最低スプレッドも1となっています。

米ドルに比べると最低スプレッドの時間帯はかなり短いですが、2008年上期時点で最強通貨の1つである豪ドルと、最弱通貨の1つである米ドルの取引が低コストできると言う点でかなり魅力的です。

これまでもドル円相場の膠着時などに取引してきましたが、今後は豪ドル・米ドルの取引の比率も少し増やしていこうと思っています。

 

 

15以上のFX会社に口座開設している管理人のメイン口座です。

詳しくは、FX会社の正しい選び方 のページをご覧ください。

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【ご注意】

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