3.FXはなぜ有利なのか

 

FXは個人投資家にとってどんな面が有利なのか。

ここでは主に株式取引との比較で、FXの優位性を説明していきたいと思います。

 

1.取引コストが安い

 

先に外貨預金との比較をしましたが、FXは株式取引と比べても圧倒的に取引コストが低いというメリットがあります。

FXでレバレッジ1倍、スプレッド1で、1万ドル分(例えば1ドル108円の場合)の取引した場合の取引コストは売買往復で100円であり、投資金額の0.01%以下という低廉なコストになります。

取引の回数が増えれば増えるほど、取引コストは収益を圧迫しますので、これは最も重要なメリットになります。

※ただし、レバレッジを上げれば、その分取引コストは上がります。レバレッジを100倍まで上げた場合には、0.01%×1001%程度(投資額に対する比率)の取引コストがかかります。

 

しかも、株式取引の場合は、通常往復で両方手数料がかかるため、最低単位の取引をした場合でも、1,000円程度の手数料がかかります。

 

2.24時間ノンストップで市場が動いている

 

株式取引の場合、通常9時から15時までの市場がオープンしている間にしか、リアルタイムのトレードができません。

15時の市場クローズ後に海外で重要なイベント・事件があった場合でも、原則、翌朝まで取引はできません。

翌朝に市場がオープンしたときには、すでに株価は大幅な値上がりや値下がりを織り込んで寄り付くことが多く、追いかけで手を出すにはリスクがともなってしまいます。

しかし、外為市場は月曜日の朝から土曜日の朝まで24時間ノンストップの市場であり、土日以外の各国の祝日にも取引が可能です。

個人投資家の大半は、昼間は本業の仕事があり投資は行えないため、このFXのノンストップという市場環境は、個人投資家もプロと同じ土俵でリアルタイム取引が可能になるという点で、大きな魅力といえます。

 

3.買いからでも、売りからでも入れる

 

相場は値上がりもすれば、値下がりもします。

株式取引の場合も、空売りをすることにより売りからも投資をすることが可能ですが、値下がりによって利益を得る空売りには様々な規制があり、さらに他人の株を借りて売らなければならないため、金利を払う必要があります。

そのため、個人投資家の大多数は買いから入る傾向にあります。

 

その点、FXにおいては、買いも売りも全く同じ条件で取引をすることが可能です。

相対的に金利の高い通貨を売った場合には、スワップ金利を支払う必要がありますが、逆に金利の低い通貨を売った場合にはスワップ金利を得ることができます。

 

4.レバレッジ(テコの原理)を自由に利用できる

 

株式取引においても信用取引の手法を利用することで、手持資金の3倍程度の株式を購入することができます。

しかし、空売りと同様、金利がかかる点と、制度信用を利用した場合、半年以内には反対売買で決済をしなければいけないという時間的制約のデメリットがあります。

さらに、実際に空売りをしたいタイミングで空売り規制が入ってしまい、取引ができないケースも多々あります。

 

一方、FXでは、最大400倍まで余計なコストをかけずにレバレッジを効かせて運用することができ、投資効率を極大化することが可能です。

また、反対売買の期限もないことから、自分で最適と判断したときに決済できる点も有利です。

 

もちろん、レバレッジ1倍で通常の外貨預金と同じリスクで格安の手数料でトレードをすることも可能です。

よく、FXは危険な取引だと言われますが、それはレバレッジを過度にかけるからであって、仕組みを理解した上で適正にトレードをすれば、他の金融商品と比べてリスクが高いことは決してありません。

 

5.スワップ金利が毎日得られる

 

銀行預金における金利支払は多くても年数回。また、株式投資における配当も年2回が通常です。

ところがFXの世界では、相対的な高金利通貨を買った場合、金利は原則毎日支払われます。

毎日入ってくる金利が一定額まで積みあがればそれを再投資にまわすことも可能であり、資金効率という点でも他の投資より魅力的です。

また、通常毎週水曜日から木曜日の朝をまたいで高金利通貨をホールドすると、3日分のスワップ金利が支払われます。

 

※FX会社によって異なりますので、ご自身のFX会社にご確認ください。

通常の受け渡し日は取引日の2日後となることから、木曜日の朝ホールドすることで3日分の金利をもらえる会社が大半です。

このスワップ3倍デーのみに絞って取引をしている人もいるほどで、使い方によって大きなメリットを享受することができます。

 

6.市場参加者が多く、テクニカル分析が有用

 

私がFXで一番気に入っているのがこの点です。

株式市場の場合、中でも小型株において、昔から仕手筋といわれる株価吊り上げ集団やインサイダー取引による株価操作が日常的に行われています。

株式市場においては、小型株の場合、ある程度の資金(一般に数億円から数十億円程度)があれば、一定期間、株価を思い通りに動かすことは簡単にできてしまいます。

ところが、世界各国の機関投資家や個人投資家が間断なく取引をしている外為市場においては、1人の資金力で市場を動かすことはほぼ不可能です。

 

※例外として、ジョージ・ソロス氏によるイングランド銀行を叩きのめしたポンド売りがあります。この事件については、いずれ詳しくご紹介したいと思っています。

                    

そのため、外為相場は株式相場と比べて、テクニカル指標に忠実に動く傾向にあります。

また、FXはテクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析や重要指標、相場の知識だけでなく、世界の政治経済の勉強をすればするほど利益を上げやすくなる点で、非常にフェアな市場です。

 

私自身、国内外の株式や日経225先物、Eワラントなど、様々な投資を行ってきましたが、FX以上に個人投資家にとって有利な市場はないと断言できます。

様々な金融商品を扱うプロの投資家が、最終的に行き着くのはFX相場とも言われています。

 

 

15以上のFX会社に口座開設している管理人のメイン口座です。

詳しくは、FX会社の正しい選び方 のページをご覧ください。

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