7.相場環境の見極め ~トレンド相場とレンジ相場~

 

相場は常に変動を繰り返していますが、その変動の仕方は大きく2つに分けられます。

1つは一定期間上昇なら上昇、下落なら下落を続ける一方通行の動きをする相場環境。

(一般にトレンド相場と呼ばれます)

もう1つは、上がっては下がり、下がっては上がりを繰り返すジグザグの相場環境。

(一定のレンジを往来するという意味でレンジ相場と呼ばれます)

 

個人的にはテクニカルが通用しやすいレンジ相場の方が儲けを出しやすいのですが、プロの方の話を聞くと、大きく儲けるならトレンド相場に乗らなければいけないと言われています。

 

では、今の相場がトレンド相場なのか、レンジ相場なのかを判定するにはどうしたらよいのでしょうか。

そのために役立つ指標がADXという指標です。

 

初心者の方に理解できるように説明できる文章力がないのが申し訳ないのですが、ADXとは簡単に言うと、移動平均線の考え方を応用した相場のトレンドを表す指標です。

なにはともあれ、この数値に注目してください。

 

ADX25未満から25を超えて上昇した場合、トレンド相場が開始した可能性が高い。

ADX25以上から25未満に下落した場合、トレンド相場が終了し、レンジ相場に移行した可能性が高い。

 

どの時間足でADXを判断するかは、その人のトレード手法(デイトレード派か、スイングトレード派か、長期ホールド派か)によって異なりますが、最低でも1時間足よりも長いスパンの時間足を見るべきだと思います。

それより短い時間足では、ダマシが発生する確率が高くなるため、お勧めできません。

 

さらに、視覚的に相場環境を見極める簡単な方法として、以下のものがあります。

レンジ相場からトレンド相場への移行時には、一般的にレンジの幅が徐々に狭くなり、ボリンジャーバンドが極端に狭くなります。

極端な場合、時間足で上下5ピプス程度の狭い値動きになる場合もあります。

その後、ドカンと上下どちらかに動いて、その方向性が一定期間続きます。

 

逆に、トレンド相場が終焉する際にはかならずチャート上に大きな髭を伴います。

髭の長さは長ければ長いほど、その後相場が反転する可能性は高いです。

 

皆さんもぜひ、トレードを始める前に必ず相場環境をチェックする習慣をつけてください。

勝率がアップする可能性が飛躍的に高まると思います。

 

 

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