8.具体的なトレード戦略
トレード手法には、投資家が100人いれば100通りの方法があり、これが正解という答えはありません。
百戦百勝できる手法などは当然あるはずもなく、常に6割勝てるトレード手法を見つければその人は億万長者になれます。
また、過去に成功したトレードスタイルが今後も通用するとは限りません。
ここでは、私がこれまで実践して、確率的に勝率が高かいと思われる手法を3つご紹介します。
皆さんもトレードの参考にしてみてください。
1.レンジ相場時・きりのいい価格での逆張り
FX相場の主役は、欧州と米国の投資家です。
東京市場もアジアの中では大きなポジションを占めていますが、一般的に、東京時間には相場の動きは穏やかなレンジ相場になりやすい傾向があります。
そんなときに有効なのがこの戦略です。
ドル円相場において、1ドル105.00円や110.00円など、銭以下の位が両方ともゼロになるときがあります。
人間の習性として、損切りのストップの指値を置くのは、往々にしてゼロが並ぶキリのよい価格帯になりがちです。
キリのよい価格帯においてストップ注文が執行されると、その後は余計な注文がなくなり、反落もしくは反騰する可能性が極めて高くなります。
上昇相場においては、キリのよい価格にタッチしたことを契機として、下落相場に転換したり、逆に下落相場においては、上昇相場への転換点になる可能性が高いのです。
ただし、トレンド相場においては、これに反してそのまま上昇・下落を続ける場合も多いことから、必ず相場環境をチェックしてから仕掛けるようにしましょう。
2.レンジ相場時・ボリンジャーバンドとストキャスティクスで逆張り
一般に、ボリンジャーバンドが±2αをはみ出す確率は5%未満です。
また、レンジ相場におけるスローストキャスティクスの信頼性はテクニカル指標の中でも最も高いと言われています。
その両者を組み合わせた投資戦略が次の投資法です。
(1)ボリンジャーバンドが+2α、スローストキャスティクス
が80%以上のとき
・・・売り仕掛け
(2)ボリンジャーバンドが-2α、スローストキャスティクス
が20%以下のとき
・・・買い仕掛け
時間足としては、4時間足もしくは日足で判断すれば信頼性はより一層高まります。
以上2つの戦略はレンジ相場のときにはかなり有効な戦略です。
3.トレンド相場時・トレンドにしがみつく
先ほども書きましたが、レンジ相場からトレンド相場への移行時には、一般的にレンジの幅が徐々に狭くなり、ボリンジャーバンドが極端に狭くなります。
極端な場合、時間足で上下5ピプス程度の狭い値動きになる場合もあります。
その後、ドカンと上下どちらかに動いて、その方向への動きが一定期間続きます。
この習性を利用して、ドカンと動いてADXが25を超えた場合には、必ず順張りで動いた方向についていくのがこの戦略です。
トレンド相場では逆張りはご法度です。
為替相場はトレンドを形成しやすい傾向がありますので、トレンドが形成されたと判断したら、できるだけ長い間ホールドするのが成功のための鉄則です。
トレンド相場においては、往々にして高値・安値に飛びついて失敗するパターンが多いので、買い増しや売り増しをする場合には、押し目買い・戻り売り以外は絶対にしないことが鉄則です。
ボリンジャーバンドの中心線での売買が基本になります。
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